鈴木 麻弓

1977年宮城県女川町生まれ。2001年日本大学芸術学部写真学科卒業。ヴィジュアルストーリーテラーとして、個人的な物語を通し作品を生み出している。1930年に祖父によって創業された写真館を営む家庭で18歳まで育ち、日本大学芸術学部写真学科で写真を学んだ。卒業後フリーランスとして、ポートレートを中心に活動。2011年3月11日、東日本大震災が発生し、故郷の宮城県女川町が津波で破壊され、両親が行方不明となった。以降、故郷へ足しげく通い、地域の人々の前に進む姿を記録し続けている。2020年より、自身の不妊治療の経験を描いた新作シリーズ〈豊穣(Hojo)〉の制作に取り組んでいる。2017年に自費出版した『The Restoration Will』で、PhotoBooxグランプリ受賞(イタリア)、 2018年PHOTO ESPAÑA国際部門・年間ベスト写真集賞(スペイン)など、欧州の写真アワードで大きく評価された。主な展示に「Reflection – 11/03/11 Japanese Photographers Facing the Cataclysm」(第55回アルル国際写真祭、2024)、「10/10現代日本女性写真家たちの祝祭」(第10回KYOTOGRAPHIE,2022)、「あしたのひかり 日本の新進作家 vol.17」(東京都写真美術館、2020)などがある。

担当講座

【第1期】写真表現講座 ~テーマ探求と写真表現の深化~ 12月13日(金) 18:30~21:00
(全3回)
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